会社で仕事をしているとストレスって貯まりますよね。
- 職場の上司に管理され理不尽な命令をされる。
- 職場を離れても、ユーザーからのクレームに対応しないとならない。
- 職場と自宅の往復で自分の時間がない。
このような強いストレスにさらされた状態で仕事を続けていると、「私って何のために働いているんだろう・・・」と疑問に感じることがありますよね。
会社に入社したときはやりがいのある仕事を求めていたはずなのに、いつの間にか会社や職場の上司のコマのような存在になっていたりします。頭では分かっていても、仕事はお金のためと割り切るのは難しいです。
本当は会社を大きくするためや職場全体の生産性を上げるような、誰かの役に立っている実感を感じられるようなやりがいのある仕事をしたいですよね。しかし現実では思うようにいかず、ストレスを抱えながら生活のために仕事をしていると思います。
そこでこの記事では「仕事をお金のためと割り切る」ということについて、次の3点についてまとめました。
- 仕事をお金のためと割り切る人はどのように考えているのか?
- 仕事をお金のためと割り切るための3つのコツ
- 仕事をお金のために割り切れない人の次のとるべき行動
仕事をお金と割り切ることで、仕事に対するストレスを少しでも軽減してくださいね。
仕事はお金のためと割り切る人の考え方
仕事をお金のためと割り切る人というのはどういう考え方なのかを紹介します。こういう考え方ができれば、あなたも仕事はお金のためと割り切って仕事ができるはずです。
仕事はそこそこでいい。生活のためなんだから頑張る意味ないよ。
仕事に対する熱量が低い人で、仕事ができないことにストレスをあまり感じていない人です。
仕事は生活のため、生きるためにするものでって、会社の利益などのために頑張る意味はないと考えています。このような仕事に対する姿勢の人は私の会社にもいます。
私の会社にいる人は次のような行動をしています。
- 自己啓発などで仕事に関係のあるスキルを磨くことはない。
- 仕事は常に与えられるのを待っている。
- 自分から仕事の進捗の報告や仕事内容の相談をしない。
与えられた仕事は真面目にこなしているので、職場で邪険に扱われるようなこともありません。また特別に職場で問題視されるようなこともありません。
しかし、やりがいや会社のため、といった意識が感じられないんですよね。この人の仕事に対する優先順位がやりがいより、自分の生活のためや家族と過ごす時間を大切にしているだけです。
お金は趣味を楽しむためや家族を養うためなど、生活のためには必要不可欠なものです。そのためには仕事上でストレスを抱えたとしても、お金のためとストレスを我慢できるわけです。
仕事は金儲けのため!お金のためだけに頑張る!
他人から見たら金の亡者みたいな人です。
仕事は金儲けのためで、生活や家族のことは犠牲にしてでもお金のために働く人です。自分で会社を作って経営している人に多い考え方です。家族との時間や自分の健康すら危うくしているかもしれないですね。
ここまで仕事はお金のためとぶっちぎった考え方ができると、やりがいなんて2の次、3の次でしょうね。ストレスについても、仕事内容よりもお金を稼げているかどうかという部分に比重が重い考え方です。
お金を稼げていないと強いストレスを感じて、胃が痛い思いをしています。お金を稼げていてもいつ稼げなくなるかわからない不安にストレスを感じて、胃が痛い思いをしています。
どちらにしても強いストレスや責任に晒されながらもお金のためと割り切ることで精神を保っています。
なかなかここまで強い人にはなれませんよね・・・。
仕事は大嫌い。生活のためだけに仕方なく働いている。
金の亡者タイプとはまったく逆の考え方ですね。仕事なんて大嫌いで、本当は働きたくないと考えています。
この人にとっては、働くこと自体がストレスで、生活のためだけに働いている人です。会社には属さず、アルバイトやパートなどで生計を立てている人に多いですね。
会社に入ることや、会社の中のしがらみをめんどくさいと考えています。
仕事はお金のためと割り切る3つのコツ
ここまでは仕事をお金のためと割り切る人の考え方について紹介しました。それではこのように考えられるようになるためにはどうすればいいのでしょうか?
次に仕事をお金のためと割り切るための3つの考え方のコツを紹介します。
割り切るためのコツ1:「お金儲け=汚いこと」ではないという考え方
仕事をお金のためと割り切ることができない人に一番共通して言えるのが「お金儲け=汚いこと」というイメージを少なからず持っているからです。
この根底にはドラマや映画などで、お金儲けに精を出している人は家庭や仲間を顧みずお金を稼ぐことにだけ注力しているような描写が多いからです。
大きなお金を動かす場合にはドラマや映画で起こっているようなことがないとはいいませんが、一個人が仕事をして稼ぐレベルのお金だと汚いことをしなくても稼げます。
お金は生活のためには必要不可欠なものなので、お金儲けというのは汚いもきれいもない人の営みのひとつだと言えます。
そのため「お金儲け=汚いこと」というメンタルブロックは不要で、お金を儲けることは汚いことではなくて普通のことだと考えることが、まず大切です。
割り切るためのコツ2:「お金をもらえることがやりがい」という考え方
仕事をしているとつらいことがあり、我慢するとストレスがたまってしまいます。そんなときは我慢することでお財布にお金がたまっていると考えてください。
その最たる例としてメイプル超合金のカズレーザーさんのインタビューが参考になります。あるインタビューでメイプル超合金のカズレーザーさんは「つらい仕事は?」という質問に対して、次のように回答しています。
いや…そんなないですね
(バレーボールをぶつけられる仕事も)別にお金を貰えると思ったら屁でもない
どうせこっち(お金)が入ると思ったらニヤニヤしちゃって。だからつらい顔できないんですよね
バレーボールをぶつけられるとかストレス以外のなにものでもないのに「金のため」と完全に割り切っていますね。
仕事の第一優先度が「お金」となってくると、お金をもらえることがやりがいと考えられるようになります。
このように仕事で辛いことやストレスが溜まることがあっても、「その時間=お金」と脳内で変換してそのことだけを考えていればいいのです。辛いこともストレスを感じることも、時間が経てばいずれは消え去るのでそれまでは頭をお金一色にしてしまいましょう。
割り切るためのコツ3:結局生活のためにはお金が必要だという考え方
人のためや社会のため、会社のために働いている人は大勢います。
それではそういう人に「明日から給料ないけど、会社のために働けるからいいよね」といって続ける人はいるでしょうか?
続けられる人はいないと思います。いるとしたら例外的にすでに巨万の富を築いている人です。
つまりはどれだけの大義名分があったところで、生活がかかっているため会社から給料を貰わないわけにはいかないのです。仕事のやりがいを「人のため、社会のため、会社のため」なのか「お金のため」なのかの比率だけの問題です。
あなたのライフスタイルがお金がないと幸せにならないものなら、お金のために働いて何の問題があるでしょうか?
やりがいや大義名分があろうと、結局は誰しもがお金のために仕事をしていると考えましょう。
割り切るためのコツ3:仕事のやりがいは「ある」ではなく「見つける」
やりがいのある仕事がしたいと感じている人もいると思います。だから「強いストレスにさらされてもお金を稼ぐのか?やりがいのあることをしてモチベーション高く仕事をして、その結果お金が入るのがいい」と考えているかもしれません。
私もそれがベストだと思います。
自分のためにも他人のためにもなるような、やりがいのある仕事をしてお金が入るのは理想的といえるでしょう。
しかしどんなにやりがいのある仕事をしても、ストレスは付きまといます。つまらない事務作業、嫌な人との付き合い、体力的にきつい作業など、どこかで苦しい局面を迎えることでしょう。
そんな局面を迎えると、「こんなはずじゃなかったのに・・・」となってしまいます。
ここで「やりがい」についての考え方を変えてみましょう。
やりがいとは、すでにあるものではなく、見つけるものなのです。
楽しみを見つけるといってもいいでしょう。それはどんなに小さなことでもいいです。
例えば、大量の資料をホッチキス止めする作業では、「角をどれだけそろえてホッチキス止めできるか?」というのを1人で黙々とやるのもいいでしょう。
(きっちりそろっていると気持ちよくないですか?あ、私だけ?)
このように、普段の仕事の中から、小さな楽しみを見つけていけばいいのです。
そしてやりがいが見つかるまでは、とりあえず今の仕事はお金のためと割り切りましょう。
その考えかをやめるのは、やりがいを見つけてからでも遅くはありませんよ?
仕事をお金のためと割り切きれない人が次にやるべき3つの行動
仕事をお金のためと割り切るための考え方を紹介しました。しかしそんなに簡単に仕事をお金のためと割り切れない人はどうすればいいのか?
そんな人はどうすればいいのかについて3つ紹介します。
自分が正しいと思うことをはじめて、どう感じるかを確かめる
会社での仕事以外に、稼ぐことを全く度外視した副業を始めてみてはいかがでしょうか?
例えば趣味でアクセサリーを作ってフリマアプリで売るや、飼っているペットのかわいい姿をyoutubeで配信するなどですね。
会社からもらえる給料よりは収入は少なくてもいいので、あなたた楽しんだことや誰かのためになることをした結果お金が入ってくるような副業をしてみてください。
そうすることで会社で働くより「あ、やっぱり私はこっちのほうがいい!」と強く思ったら、副業を本業にしてもいいでしょう。また「楽しいけど、これじゃあ生活が・・・」と思ったら、本業で稼いで、副業で費やすというライフスタイルを送ってもいいと思います。
どちらにしても重要なのは「お金のためじゃなく、自分が正しいと思うことをする」ことによって、自分がどう感じるかを確かめることです。
会社や職場から思い切って仕事をやめて旅にでる
あまりおすすめしない方法ですが、会社や職場から思いっきり逃げましょう。兵法三十六計逃げるに如かず。
(勝ち目が全くないなら)全軍をあげて敵を避ける。勝利が不可能と認識したときに退却して損害を回避できるのは、指揮官が冷静な判断力を失わずにすんでいるからこそ可能なことである。
引用元:Wikipediaから「走為上」
逃げて、逃げて、逃げて、逃げ切ってみると、きっと世界が変わって見えるでしょう。「やっぱり生きるためにはお金がいる・・・。働かないと・・・」となるのか、「何だ、お金がそんなになくても生きていけるじゃん」となるのか。
どちらに転ぶかは、あなたの考え方ひとつです。
ここまで博打のような方法を試す必要はありませんが、極端な行動に出てみることで見える世界というものはあります。
会社を辞める必要はなく、休職制度が使えるなら使えばいいですし、できないのであれば上司に相談だけでもしてみるといいでしょう。
会社や職場を離れてみるとこで、自分の中での仕事に対する考え方が変わるかもしれませんよ。
転職をして、別の会社や職場を見てみる
今の会社を辞めて転職をして、やりがいがなかったりストレスを感じるのは今の会社・職場だけなのかを確かめてみましょう。
実際に転職活動をしてみると、いろいろな会社があることがわかります。転職先にはどのような仕事があるのかを見て、自分の仕事以外に目を向けてみるだけでも視野は広がります。
もし隣の芝が青く見えているなら、本当にその芝の色を確認すればいいのです。そうすればさらに視野が広がって、今の会社にいることが自分にとってプラスなのかどうかを判断することができるようになるかもしれません。
もしプラスになるなら「お金のために働いているけど、他の会社よりましかな」と思えてくるかもしれません。
仮にとてもやりがいのありそうな仕事・転職先が見つかったら転職すればいいんです。
自分の適性をチェックしてくれるような転職サイトもあるので、自分がどういう仕事に向いているのかを確かめるだけでもした方がいいでしょう。
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仕事はお金のためと割り切ることについてまとめ
仕事をお金のためと割り切ることについてまとめました。
割り切った考え方をするというのは、仕事をする上でストレスを今よりも溜めにくくなります。考え方や思想を変えるのは難しいですが、自分がどうすれば幸せになれるかを第一に考えてくださいね。