- 仕事のできない同僚を手伝わされてる
- 頼むから仕事の足を引っ張らないでほしい
- 上司が無能すぎて仕事が回っておらずシワ寄せがくる
あなたがこのように感じているのだとすると、あなたは周囲より優秀な人なんでしょう。
「働きアリの法則」は知っているんじゃないでしょうか?
よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
引用元:wikipedia
あなたは優秀で成果も出しているので、「よく働いているアリ」に分類されます。
この分類は蟻の世界では問題はないかもしれませんが、人間の世界ではそうはいきません。
サボっている人のしわ寄せが優秀な人に集まってしまい、精神的にも体力的にも辛くなり、優秀な人が潰されます。
この記事ではそういった仕事で優秀な人が潰されないための対処法を4つ紹介します。
優秀な人が潰される6つの理由
優秀な人が潰されないようにする方法を説明する前に、なぜ優秀な人が潰されてしまうのかについて説明します。
該当する理由が多いほど、潰されやすい人と言えるでしょう。
優秀な人が潰される理由1:何だかんだ断れないから
優秀な人は上司から様々な仕事を振られますが、断れない場合に潰されがちです。
優秀な人は仕事を振られたとき、「自分がやらなければこのプロジェクトが回らなくなる」、もしくは「お客さんに迷惑がかかる」などを瞬時に理解してしまいます。
そして自分がサラリーマンである事も理解しており、まあ仕方ないかと仕事を受けてしまいます。
一度そういうふうに仕事を受けてしまうと、上司は仕事を振る事に慣れて、どんどん仕事を振ってきます。
優秀な人ほど、自分の立場や周囲の状況などが見渡せてしまうので、頑張ろうとしてしまいがちです。
そのようなことが積もり積もって体力的・精神的にきつくなり、潰されてしまいます。
優秀な人が潰される理由2:仕事を押しつけられているから
優秀な人であり、かつ謙虚な人は潰される可能性大です。
謙虚な人は自分を優秀だと思っておらず、「自分にできる仕事ならやります」と何でも仕事を請け負いがちです。
上司や同僚から仕事を押し付けられたり、他人のミスの挽回を手伝わされたりします。
悪い言い方をすると、都合のいいように使える社員だと認知されてしまい、上司からいろいろと作業を振られてしまいます。
しかも仕事が辛くなって部署異動を願い出ても、上司からしたら手放したくない社員なので、なんとか自分の手元に置いておこうとするでしょう。
無能な上司ほど調子に乗って高圧的な態度で優秀な社員を使い倒そうとします。
例えば無能な上司の仕事を振って自分は何もせず社員にだけ負担を強いるなどといった場合です。
そうなると潰れるのも時間の問題となってくるでしょう。
優秀な人が潰される理由3:孤独で悩みを抱えてしまうから
職場で孤独な人も危険です。
職場で孤独な人は単純に話すのが苦手だったり、寄せ付けないオーラを出てしまっている人です。
話すのが苦手だった場合は、悩みや不安があっても上司に相談できずに抱え込んでしまいます。
上司や同僚に相談できれば解決されるかもしれないのですが、相談できないと解決されないままです。
無能な上司から仕事を押し付けられても、うまく自分の言葉で伝えられないから、「はい」としか回答できず仕事を抱え込んでしまいます。
そして徐々にメンタルがすり減って、うつ病になるなどの結果になってしまいます。
優秀な人が潰される理由4:会社の社内評価が公平でないことにストレスを感じるから
会社組織は大きくなればなるほど、一定の評価制度が設けられています。
優秀な人が優秀じゃない人の2倍の成果を仕事で上げていたとしても、2倍の給料がもらえるわけではありません。
大きな会社の評価制度は会社内での不公平感をなくすため、他の社員よりも優秀な人だけに高い給料は支給できません。
また勤続年数などで仕事の成績とは関係なく優秀な人よりも給料をもらっている社員もいます。
会社で決まってしまっているルールであれば、上司に相談しても簡単には覆せません。
会社の社内評価が公平じゃないに不満を抱いてしまうと、自分の才能を潰されていると感じてしまいます。
優秀な人が潰される理由5:出る杭は打たれる
優秀な人というのは新人の頃からその才能は発揮されています。
器の小さい上司や先輩は嫉妬や危機感から、その優秀な人を排除し始めるでしょう。
- 無理な量の仕事量をわざと振る。
- 些細なミスでも怒鳴りつける。
- わざと仕事を教えない。
- 上司の立場を利用して低評価をつける。
このようにありとあらゆる手段を使って、優秀な人を潰そうとするでしょう。
大企業の場合だとあまり露骨にされないでしょうが、社員数が少ない中小企業の場合は、十分あり得るので注意しなければなりません。
優秀な人が潰される理由6:優秀な人の才能が潰されるという見方
これまでは優秀な人が体力的精神的に辛くなり潰される話をしました。
別の側面として優秀な人の才能が潰されるという見方もあります。
優秀な人が、事業を伸ばすことや成果を出すことに、自分の才能を遺憾なく発揮すれば会社として成長していけるでしょう。
しかし仕事が出来ない人が足を引っ張り、優秀な人が本来やるべき仕事に集中できないと、せっかくの才能を潰されてしまっています。
優秀な人が潰されないようにする5つの方法
優秀な人が潰される理由について説明しました。
あなたがどれかに当てはまっているなら非常に危険ですので、潰れないために次の4つの方法を試してみてください。
潰されないための方法1:仕事はちゃんと断る
あなたが自分の仕事を抱えていて、余裕がないのであれば、 しっかりと断りましょう。
あなたが甘い顔をするから周囲が調子に乗ってしまうのです。
今の仕事を止めてでも手伝ってほしいと上司に言われたのであれば、その限りではありませんが、今の仕事もこなしつつ、他人の仕事の手伝いをしようなどとは思わない方がいいです。
社会人なんだから、自分のケツは自分で拭くというスタンスで仕事をしましょう。
例外としては、相手に恩を売っておきたいなら、 手伝ってもいいと思います。
重要な視点としては、自分が損をしないかをしっかりその場で見極めることです。
わずかな残業代や上っ面の感謝の言葉だけで、 あなたの貴重な才能と人生を無駄にしないようにしましょう。
潰されないための方法2:職場の人と同じレベルに落とす
あなたの仕事における成果などを職場の人と同じぐらいのレベルまで落せば、あなたが目立たなくなり、仕事を降られる頻度も少なくなります。
また嫉妬されなくもなるので、出る杭は打たれなくなります。
一時的には上司から「最近調子悪い?」と思われるかもしれませんが、周囲の評価がフラットになるまで凡才を演じましょう。
仕事で成果を上げるのは難しいですが、下げるというのはできると思います。
潰されないための方法3:潰される前に潰す
過激な方法ですが、会社や上司から潰される前に潰してしまいましょう。
方法は簡単で、「正論」を言い続ければいいのです。
仕事を押し付けられそうになったときには、「これ、私の仕事じゃないですよね?」といいましょう。
また仕事ができていなくて手伝ってほしいといわれた場合には、「いやいや、できて当然でしょ」といいましょう。
このように上司や同僚ががぐうの音も出ない正論で対抗してください。
職場の人も言い返せないので、仕事を押し付けられたり、足を引っ張られてもそのフォローをしなくてよくなります。
真に鋼の精神を身につけられるならやり遂げられるでしょう。
しかし確実に敵は作りますし、過度な要求はパワハラになりますので、この方法を選ぶ場合はしっかりパワハラについての知識を身に付けてからにしましょう。
潰されないための方法4:突き抜けるほど優秀になる
方法1ではあえて凡才を装う方法を紹介しましたが、真逆の方法で、ヤバイぐらい突き抜けるほど優秀になってしまえばいいのです。
出る杭は打たれますが、出すぎた杭は打たれないのです。
そうすれば逆に職場の人が自分の仕事をさせている場合じゃないと思ったり、妬みを通り越してヤバイ奴だと離れてくれます。
それぐらい仕事で成果を残してやれば、自分の仕事にだけ集中ができます。
潰されないための方法5:会社に見切りをつける
会社、職場に見切りをつけて、自分と同レベル以上の人がいるような場所に転職しましょう。
自分の才能を発揮できないと判断できたのであれば、才能を発揮できる会社に転職する選択は間違っていないと思います。
もし自分に合わないなと思う企業に勤めているのであれば、人生の無駄なので見切り発車でも退職してしまってから、転職活動をしましょう。
基準値が高い会社に転職できれば、あなたが浮くこともないし、ライバルなどもできて張り合いのある人生が待っているでしょう。
最近では転職している人も増えていますし、より高みを目指して転職するのであれば、志望理由なども書きやすいかと思います。
自分の適性をチェックしてくれるような転職サイトもあるので、自分がどういう仕事に向いているのかを確かめるだけでもした方がいいでしょう。
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最後に:優秀な人は行動が出来る人
優秀な人が潰される原因と潰されないための方法について紹介しました。
優秀な人はしっかりと現状を把握できる人で、現在の問題に対して対策を打てる人でもあります。
自分が一番だと思う対処方法を選んで、即断即決でしっかり行動しましょう。